パスケース(定期入れ)と定期券のサイズ

オリジナルパスケースのデザインを行う際は、パスケース本体や収納する定期券の大きさを正確に把握しておくことが大切です。この記事では「パスケース本体(定期入れ)のサイズ」と、そのパスケースに収納する「定期券のサイズ」について詳しく解説します。

パスケース本体のサイズ

パスケースとは電車やバスの定期乗車券(以下、定期券)を入れるためのケースのことです。素材や形状、付属するパーツなどはメーカーによって異なりますが、パスケース自体のサイズにはそれほど大きな違いはありません。弊社で取り扱っているパスケースのサイズは下記のとおりです。

パスケースのサイズ
商品名 サイズ(外寸)
PVCパスケース(長方形型) 98×65mm
アクリルパスケース 104×61mm
PUレザーパスケース 105×72mm

※上記以外に、自由な形状で作成できるオリジナル型のパスケースもあります。

定期券は2種類のサイズがある

パスケースは定期券を入れるものですが、定期券には「ICカード定期券」と、従来型の「磁気定期券」の2種類があり、それぞれ大きさが違います。

定期券の種類とサイズ
高さ 厚さ
磁気定期券 85.00mm 57.50mm 0.25mm
ICカード定期券 85.60mm 53.98mm 0.76mm

ICカード定期券のサイズ

ICカード定期券とは、クレジットカードと同じサイズの定期券で、Suica(スイカ)定期券やPASMO(パスモ)定期券などがこれにあたります。

ICカード定期券のサイズは、幅85.6mm×高さ54.0mm×厚さ0.76mmです。一般的に、プラスチック製カードのサイズは規格で決められており、ICカード定期券のサイズは、カードの4つの形状を定めた国際規格「ISO/IEC7810」の「ID-1」「ID-2」「ID-3」「ID-000」のうち、「ID-1」が採用されています。キャッシュカードやクレジットカード、自動車運転免許証などもこのサイズです。なお、JIS(日本産業規格)にもカードのサイズを定めた規格(JIS-II / JIS-X6301)がありますが、サイズは先述の「ISO/IEC7810」と同じです。

磁気定期券のサイズ

磁気定期券とは従来型の切符と同じ素材でできた、いわゆる「紙の定期券」のことです。現在、主流となっているICカード定期券が登場する前は、定期といえばこの磁気定期券を指していました。30代以上の人は、学生時代の定期券と言えばこの磁気定期券をイメージする人の方が多いのではないでしょうか。

磁気定期券のサイズは、幅85.0×高さ57.5×厚さ0.25 mmです。これは、日本鉄道サイバネティクス協議会で策定された標準化規格(通称・サイバネ規格)にて定められたサイズであり、ICカード定期券と比べると少し大きめです。

参照:ネットde定期>ご購入いただける「定期券のタイプ」:JR東日本

磁気定期券が入らないパスケースもある

磁気定期券はICカード定期券よりも高さ(長方形の短辺)が3.5mm長く作られているため、パスケースの種類によっては、ICカード定期券は入るけれども磁気定期券は入らないことがあります。

上記のパスケースのように、定期券を縦に入れるタイプであり、さらに差込口の広さがICカードのサイズぴったりに作られている場合、ICカードよりもサイズの大きい磁気定期券は入れられません。磁気定期券やサイズの大きなカードを入れて使いたい場合は、注文前に収納できるカードのサイズを確認した方がよいでしょう。

パスケース、ICカードケース、IDカードケースの違いは?

現在は、免許証や保険証などの公的な証明証、電車やバスの乗車定期券、会社のIDカード(身分証)などのカードタイプの証明証は、先述した国際規格 ISO/IEC7810に準拠したサイズ(クレジットカードと同じサイズ)に作られているものがほとんどです。

従って、「パスケース」「定期入れ」「ICカードケース」「IDカードケース」「身分証ケース」などは呼び方が異なるだけで、使い方に大きな違いはないと考えて良いでしょう。

まとめ

ほとんどのパスケースにはICカード定期券、磁気定期券も収納できますが、稀に磁気定期券が入らないパスケースもあるので、購入時は注意してください。

パスケースのサイズ
商品名 サイズ(外寸) 収納できる定期券
PVCパスケース(長方形型) 98×65mm 磁気定期券
ICカード定期券
アクリルパスケース 104×61mm ICカード定期券
PUレザーパスケース 105×72mm 磁気定期券
ICカード定期券
公開日
2020.07.06