オリジナルグッズを製作する際、量産前に試作品を作って確認することは、製品の仕上がりや仕様を見極めるための重要な工程です。弊社ではご注文前に本番と同じ材料・印刷方式・加工内容で、お客様のオリジナルデザインを用いたサンプルを1点製作し、仕上がりを確認できます。試作段階で不備やイメージとのズレを発見できれば、後の修正コストや納期遅延を防ぐことができます。
しかし、試作品を確認する際のポイントや、注文から量産へ進むまでの手順を正しく把握していないと、重要な仕様のチェックを見落としたり、予定していた予算に誤差が生じたりする可能性があります。そこで今回は、弊社で行っているオリジナルグッズ試作品製作の実際の流れと、試作品を確認する際に押さえておくべき注意点についてご紹介します。
目次
試作品製作の料金
試作品製作を行うには、以下の試作料金と送料1,000円(税抜 / 全商品共通)がかかります。
商品名 | カテゴリ | 試作料金(税抜) |
---|---|---|
リングライト | コンサートグッズ | 5,000円 |
TPUライトバングル | コンサートグッズ | 5,000円 |
アクリルペンライト | コンサートグッズ | 本体のみ:5,000円 / オリジナル台紙のみ:8,000円 / 本体+オリジナル台紙:13,000円 |
音楽連動アクリルペンライト | コンサートグッズ | 本体のみ:5,000円 / オリジナル台紙のみ:8,000円 / 本体+オリジナル台紙:13,000円 |
立体型ペンライト(ハート型・星型) | コンサートグッズ | 5,000円 |
スティック型ペンライト | コンサートグッズ | 5,000円 |
回転アクスタ(360°回転アクリルスタンド) | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリルパネル | アクリルグッズ | 5,000円 |
着せ替えアクスタ | アクリルグッズ | 8,000円 |
フォトキーホルダー | アクリルグッズ | 5,000円 |
フォトスタンド | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリルスタンド(プレートタイプ) | アクリルグッズ | 5,000円 |
3wayアクスタ | アクリルグッズ | 5,000円 |
モーテルキー | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリルキーホルダー | アクリルグッズ | 5,000円 |
連結アクリルキーホルダー | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリルスタンド | アクリルグッズ | 5,000円 |
フォトケース | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリルクリアコースター | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリルペンスタンド | アクリルグッズ | 5,000円 |
ジオラマスタンド | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリルフックスタンド | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリルスマホスタンド | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリル万年カレンダー | アクリルグッズ | 5,000円 |
アクリルミニハンガー | アクリルグッズ | 5,000円 |
スクエアモバイルバッテリー(USB Type-C) | スマートフォングッズ | 5,000円 |
スクエアモバイルバッテリー(micro USB) | スマートフォングッズ | 5,000円 |
PUレザースクエアモバイルバッテリー(USB Type-C) | スマートフォングッズ | 5,000円 |
PUレザースクエアモバイルバッテリー(micro USB) | スマートフォングッズ | 5,000円 |
シールクリーナー | スマートフォングッズ | 本体のみ:5,000円 / 本体+オリジナル台紙:26,000円 |
フォンタブ(ショルダーストラップ付き) | スマートフォングッズ | 45,000円 |
フォンタブ(ショートストラップ付き) | スマートフォングッズ | 45,000円 |
ペットボトルホルダー(シルク印刷) | 雑貨 | 5,000円 |
ショートストラップ(昇華転写印刷) | 雑貨 | 8,000円 |
ガラスマグネット | 雑貨 | 本体のみ:5,000円 / 本体+オリジナル台紙:8,000円 |
ガラスヘアゴム | 雑貨 | 本体のみ:5,000円 / 本体+オリジナル台紙:8,000円 |
ガラス箸置き | 雑貨 | 本体のみ:5,000円 / 本体+オリジナル台紙:8,000円 |
PCクリアパスケース | 雑貨 | 5,000円 |
オリジナルコンパクトミラー | 雑貨 | 5,000円 |
PUレザーマスクケース | 雑貨 | 5,000円 |
PUレザーパスケース(国内印刷) | 雑貨 | 5,000円 |
PUレザーキーホルダー | 雑貨 | 5,000円 |
ステンレスクリップ | 雑貨 | 本体のみ:5,000円 / 本体+オリジナル台紙:15,000円 |
ペットボトルホルダー | 雑貨 | 8,000円 |
名入れリールクリップ | 雑貨 | 8,000円 |
ショートストラップ(シルク印刷) | 雑貨 | 5,000円 |
試作品の納期
試作品の納期は約3~10営業日となります。商品や仕様によって異なりますので詳しくは注文時にご確認ください。
試作品製作を含む注文の流れ
通常は量産を前提として試作品製作を承っておりますが、現物を確認してから量産へ進むか判断したい場合は、先に試作品だけを注文することもできます。各商品ページから「見積り・注文フォーム」へと進み、「問い合わせ種別:試作品のみ注文する」を選択してご注文ください。大量発注前の品質検証や、複数のデザイン案の比較にも有効です。

試作品製作の流れは、支払い方法によって以下の2通りがあります。各支払い方法の詳細については「支払い方法」をご確認ください。
銀行振込・クレジットカード決済の場合
個人のお客様および一部法人のお客様が「銀行振込」または「クレジットカード決済」でお支払いいただく場合は、試作代(+必要に応じてデータ代行費用)を入金後に試作が開始されます。試作品の現物を確認後に量産することが決まったら、量産分の入金を確認した後に製作がスタートします。試作時点でのキャンセルは可能ですが、量産手配後はキャンセルはできませんのでご注意ください。
- フォームから注文(お客様 → 弊社)
- 注文内容の確認(弊社 → お客様)
- 注文・試作分の入金(お客様 → 弊社)
- 試作品製作・出荷(弊社 → お客様)
- 試作品確認・量産分の入金(お客様 → 弊社)
- 量産・出荷(弊社 → お客様)
量産をしない場合、ステップ5で終了となります。
請求書払い(マネーフォワード掛け払い)の場合
法人のお客様が「請求書払い(マネーフォワード掛け払い)」でお支払いいただく場合は、試作分と量産分の料金を納品後にまとめてご入金いただきます。
- フォームから注文(お客様 → 弊社)
- 注文内容の確認(弊社 → お客様)
- 注文(お客様 → 弊社)
- 試作品製作・出荷(弊社 → お客様)
- 試作品確認・量産依頼(お客様 → 弊社)
- 量産・出荷(弊社 → お客様)
- 入金(お客様 → 弊社)
試作品製作を行わない場合、ステップ5〜6は省略されます。
試作確認後のデータ修正と追加費用
試作後にデザインを修正する場合、デザイン校正基本料(1デザインにつき税別8,000円)が発生します。また、仕様変更や再試作が必要な場合も追加費用が発生するため、初回注文時にデザインと仕様を極力固めておくことが望ましいです。
試作品製作時に確認すべきポイント
印刷・発色の精度
でき上がった試作品を確認する際は、まずはじめにデザインが思った通りに印刷されているか、発色や鮮明さなどを含めてきちんと確認しましょう。インクジェット印刷は素材によって発色差が出る場合があり、パソコンのモニタで確認する色とは大きく異なる場合があります。試作品を屋外光や室内照明で見比べ、色味やコントラストが意図通りかを確認することも大切です。
透明のアクリル素材の場合、背景に白おさえ(カラーインクの下に白のインクを引くこと)があるかどうかで、色の見え方が大きく変わってきます。印刷の仕上がりが気になる場合は、量産前に「白おさえあり」と「白おさえなし」の2種類の試作品を作って見比べるのもおすすめです。


また、ペットボトルホルダーやショートストラップで採用されているシルク印刷では、文字のにじみや線の太さ、細部の再現性もチェックポイントです。特に企業ロゴなどは色指定(PANTONEなど)との整合性を事前に確認しておくと、量産時の不一致を防げます。
装着感と快適性
防水スマホケースやフォンタブ、ペットボトルホルダーなど、体に装着して使用するグッズは、試作時に実際に身に着けてみて、重さや使用感を確認しましょう。特に首から下げて使う防水スマホケースやフォンタブは、使う人の体格や使用環境によって装着感や快適性が大きく変わるため装着時間が長くても快適に使えるかを判断することが重要です。イベントスタッフや営業職など、長時間の利用が想定される場合は首や肩への負担も考慮してください。
機能性
アクリルペンライトやライトバングルなど、いわゆる「光りモノ」を試作する際は、デザインの再現性はもちろん、機能性や使い心地を重点的に確認しましょう。印刷の発色や細部の表現、アクリルのカット精度、透明度に加え、点灯時の光の強さやムラの有無は必須チェックです。グリップは持ちやすさや重さ、電池の装着感を実際に試して確認すると安心です。また、角が鋭利でないか、落下や軽い衝撃に耐えられるかといった安全性や耐久性も重要です。実際のイベント環境を想定して点灯させ、デザインの見え方を確かめることが、満足度の高い仕上がりにつながります。
また、モバイルバッテリーの場合は、表記容量と実際の充電性能に差がないか、複数ポートの動作や充電速度、使用時の発熱も要確認です。日本国内販売には必須のPSEマーク表示が適切かどうか、安全性や耐久性も重要なポイント。実際にスマホやタブレットを接続して使い心地を試すことが、満足度の高い仕上がりにつながります。
まとめ
オリジナルグッズの試作は、素材や印刷の仕上がり、装着感、機能性といったポイントを検証し、量産時の不具合や品質不一致を防ぐための重要なステップです。また、試作注文から量産までの費用やフロー、追加費用の発生条件を理解しておくことで、予算超過や納期遅延のリスクを低減できます。試作段階でのチェックリストを整備し、現物の仕様確認と実務的な条件整理を同時に行うことが、満足度の高いオリジナルグッズ製作に繋がるでしょう。「試作だけを作ってみたい」という方もぜひお気軽にご相談ください。