こんなときに使える!「入稿データ作成代行サービス」のご利用事例

入稿データを作成風景

「入稿データ作成代行サービス」とは、弊社にてオリジナルグッズ製作を注文されるお客様向けのオプションサービスです。IllustratorやPhotoshopが使えない方や入稿データの作成が難しい方のために、弊社のデザイナーが入稿データ作成を代行するもので、例えば、アクリル商品の白引きやカットラインデータ作成、デザインデータのレイアウト調整などを代行します。

過去に公開したコラム「イラレが使えなくてもOK!入稿データの作成代行サービスの使い方とFAQ」では本サービスの基本的な内容を紹介しましたが、今回は、実際にどのような場面で利用されるのか、具体的な作業内容も含めて紹介します。

1. デザインデータがJPGやPNGなどのラスター画像しかないとき

テキストやロゴなどを印刷する際、デザインデータがJPGやPNGなどのラスター画像のままだと、画像が劣化して境界線がぼやけたり、背景色がそのまま印刷されたりといった問題が起こるため、画像をトレースしてベクター画像に変換する必要があります

画像のトレースとは、Illustratorを使ってラスター画像(ピクセルで構成された画像)を印刷に適したベクター画像(パスや線で構成された画像)に変換する作業のことで、これにより、拡大しても画質が劣化せず、綺麗に印刷できるようになります。

× ラスター画像のまま印刷した場合
× ラスター画像のまま印刷した場合
◯ ベクター画像に変換して印刷した場合
◯ ベクター画像に変換して印刷した場合
基本料金
ロゴや画像のトレース:10,000円〜
必要なもの
ロゴやイラストのデザインデータ(jpg、png、pd、aiなどの画像ファイル。手書きのイラストは不可。)
こんな方におすすめ
印刷したいロゴやイラストのデザインデータが、JPGやPNGなどのラスター画像しかない。

2. 白引きデータ・カットラインデータを作りたいとき

アクリルグッズのデータは主にアクリル板を切り出す際に使用する『カットラインデータ』、印刷したいイラスト・ロゴなどの『デザインデータ』、デザインが透けないようにする版の『白おさえ(白引き)データ』の3つにわかれています。

アクリルグッズの入稿データ構成
アクリルグッズの入稿データ構成

白引きデータ作成は、アクリルなどの透明な素材に印刷する際、印刷色が鮮明に出るように白色の下地を作成する作業です。これにより、カラーの印刷部分が透けずに綺麗に印刷できます。

カットラインデータ作成は、印刷物を特定の形状にカットするためのラインをデザインファイルに追加する作業です。例えば、円形や四角形などの特定の形状に印刷物をカットしたい場合、その形状に合わせたラインを設定します。

アクリルグッズの入稿データについては、アクリルグッズの入稿データ作成方法の「アクリルグッズの入稿データの仕組み」をご確認ください。

基本料金
白引きデータ・カットラインデータの作成:各1,000円
必要なもの
印刷したいイラスト・ロゴなどのデザインデータ
こんな方におすすめ
Illustratorを使って白引きデータやカットラインデータが作れない方。

3. 入稿テンプレートにデザインを入れる方法がわからないとき

印刷するデザインデータは、各商品の「入稿用テンプレート」を使ってテンプレート内の決められたレイヤー(「デザイン」や「印刷範囲」と名前が付いているレイヤー)に配置する必要があります。

また、アクリルグッズの場合はデザインデータを配置する際に、カットラインの幅を確保してデータを配置する必要があり、これを誤ると意図しない位置でデザインが切れてしまうことがあります。

デザインデータの配置については、アクリルグッズの入稿データ作成方法の「作成したデザインを配置する」をご確認ください。

作成したデザインを配置する
作成したデザインを配置する
基本料金
アクリルグッズのデザインデータの配置:1,000円
必要なもの
印刷したいイラスト・ロゴなどのデザインデータ
こんな方におすすめ
Illustratorを使ってデザインデータの位置調整をするのが難しい方。

まとめ

今回は入稿データ作成代行サービスが実際にどのような場面で使われるのか、具体的な事例を含めて紹介しました。

入稿データ作成代行サービスを利用したいが、どのようなデータを用意すればよいのかわからないという方は、参考となるようなデザインデータを送っていただければ、弊社スタッフが内容を確認し、「ロゴのトレースと白おさえデータが必要」というように作業内容をご案内できます。ぜひお気軽にご相談ください。