シャーリング地

シャーリング地とは適度な間隔をあけて、ミシンで布を縫い、下糸をひっぱる技法を言います。下糸にゴムを使うことや、何段にも重ねたものもあり、フォークロア調のブラウスやスカートなどによく用いられます。立体的な波状のヒダ・陰影を出すテクニックのひとつ。”シャー”とは、『ひだをつける』という意味で、ふわっとしたブラウスや、ドレスのウエスト、袖口などに用いられることが多いです。シャーリングは、「ミシンの下糸を引いてギャザーをよせる、ミシン・シャーリング」「ピンキングしながら縫い縮めていくつまみシャーリング」「そして布の折山にコードをはさんでぐし縫いをしてギャザーを寄せるコーディドシャーリング」の3種類があります。女性はフェミニンな魅力をアピールしたいときの味方で、ガーリーやロリータといったファッションにも欠かせない技法です。