スピンオフとは企業や組織の一部を分離して、別の企業として独立させることをいいます。活用されていない研究開発成果やビジネスアイディアなどを切り離して、一企業とする場合も同様です。子会社や分社と呼ばれることもありますが、それらよりも「スピンオフ」の方が、元の企業からの独立性が高いとされています。スピンオフの特徴としては、元の企業のブランドや、販売チャンネルなどの資産をそのまま活用することとなり、元企業との資本関係は切れない状態を言います。「スピンアウト」も同義語として使用されますが、こちらは、元企業との資本関係が切れている場合をいいます。最近では、大きな企業がベンチャービジネスを実施するために積極的にスピンオフを行なう場合も多く、既存の企業からスピンオフする形でできたベンチャー企業も多くなってきています。新技術の実用化開発に取り組むベンチャー企業には、産業技術実用化開発補助事業の一環として、国による支援体制が整えられています。
スピンオフ
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