ハウスエージェンシー

ハウスエージェンシーとは広告主専属の広告会社のことです。大手企業が自社内に広告部門をつくって、自社の広告やグループ企業の広告を専属的に扱うパターンが多く見受けられます。または、特定の業者が、企業の広告代理業務を専属的に行なう場合もあります。専属的に仕事をこなすことで、広告主の会社のカラーや企業体質が理解できるので、クリエイティブ面で細かい打ち合わせなしでもある程度の仕上りが期待できます。また、広告コストが削減できたり、競合会社に情報がながれにくかったりなど、機密保持のなどの面からもメリットがあります。一方新しい発想が生まれにくく、表現がマンネリ化するなどのデメリットが生まれる可能性もあります。客観的にマーケットをとらえる時などは、アイディアが出にくい時もあります。金融面で広告主から支援を受けている場合がありますが、最近では、ハウスエージェンシーでありながら、他の広告主との取引を拡大する向きも出てきているようです。