ネーミング・ライツとはプロ野球やJリーグのスタジアムなどに企業の名前を付けるビジネスのことです。これは、名前のついた企業がスタジアムなどの施設を運営しているわけではなく、施設の名前を付ける権利を購入しているにすぎません。日本では1990年代の後半から導入されました。日本初めてネーミングライツが成立したのは、1997年の「サントリー東伏見アイスアリーナ」です。2003年に東京都調布市にある多目的スタジアムの「東京スタジアム」が、味の素と契約を締結したのが公共施設では初となります。ネーミングライツを販売するのは地方自治体の施設が多く、その施設の維持費の負担を軽減することが目的です。一方買う側のメリットは、多くの利用者を見込める施設に企業名や商品名を冠することで、大きな宣伝効果になります。プロスポーツの試合などが行なわれるような施設の場合は、テレビや新聞などへの露出度も高くなり、大きなプロモーション効果も期待できます。
ネーミング・ライツ
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