フェアトレード

フェアトレードとは公正取引のことをいいます。オルタナティブ・トレードともいいます。発展途上国で作られた製品や作物、原料などを、適正な価格で継続的に購入することで、生産者や労働者の持続的な生活改善を支える仕組みです。従来の一方的な資金援助では、援助する側の都合で継続性に欠けたり、援助額にばらつきがあるなどの問題点がありました。それに対し、フェアトレードは、消費者が気に入った商品を購入することで資金援助ができる身近な国際協力で、無理なく継続できる援助です。具体的には、アジアやアフリカ、中南米などの発展途上国から、コーヒーやカカオ、ドライフルーツのような食品や、手工芸品などを輸入して販売します。フェアトレードが始まったのは1946年のアメリカで、プエルトリコから刺繍製品の購入したのが最初でした。1997年に国際フェアトレード認証ラベルができ、国際フェアトレード基準を遵守した製品にラベルが貼付されています。