印刷の種類

オリジナルグッズへの名入れ・印刷方法にはインクジェット印刷やシルク印刷などさまざまな種類があります。それぞれの名入れ・印刷方法の違いをご理解いただき、作成するグッズにあわせて最適な印刷方法をお選びください。

インクジェット印刷

インクジェット印刷

インクジェット印刷とは印刷物に直接インクを吹き付けて色を付ける印刷方法のことです。印刷と同時にUV(紫外線)を照射してインクを固めていくのでUVインクジェット印刷とも呼ばれています。UVにより固まったインクは耐候性が強く、多少こすれても印刷が削れてしまうことはありません。また印刷物に噴射するインクの量や密度を調節できるので写真やグラデーションなど繊細な色合いの印刷を得意としています。印刷物に直接印刷するのでシルク印刷やオフセット印刷のように版代がかからずリーズナブルに印刷ができます。小ロット、多品種、かつ予算をおさえてグッズ制作をしたい場合におすすめです。

インクジェット印刷の特徴

  • インクを直接噴射するので色鮮やかに印刷できる
  • UVでインクを固めるため耐候性に優れている
  • 版代が不要のため安価に作成できる
    • 対応商品

      シルク印刷

      シルク印刷

      シルク印刷とは布製の版(はん)にインクを刷り込んで色を付けていく印刷方法のことです。インクをヘラで擦るとあらかじめ版に開けておいた孔からインクが押し出され、孔の部分にのみ色が付いていきます。インクは一色ずつ色をつけていくので色の数だけ版が必要となるため、単色や色数が少ないデザインを印刷するのに向いています。印刷物に直接インクをのせるので布やガラス、プラスチックなどさまざまなものに印刷できるのも特徴です(曲面印刷も可)。なお版にはもともとシルク製の布が使われていたのでシルク印刷という名前がついていますが、現在は化学繊維で作られた布を使う場合が多いです。

      シルク印刷の特徴

      • さまざまなものに印刷できる
      • 耐候性に優れている
      • 単色であれば低コストで印刷できる

      対応商品

      シルク印刷の取り扱いは2020年12月を持ちまして終了しました。

      オフセット印刷

      オフセット印刷

      オフセット印刷とは版につけたインクをブランケットと呼ばれる樹脂やゴム製の転写ローラーを介して印刷物に転写する印刷方法のことです。インクを転写ローラーに移し(オフ)、印刷物に転写(セット)することからオフセット印刷と呼ばれています。印刷に使用される版はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色からなっており、この4色が重なり合うことによって高品質なフルカラーが表現されています。そのためイラストや写真、文字、グラデーションなどを鮮明に表現できるのが特徴です。なお版はこの4色ぶんのみ必要となるので色数が増えても版代が追加されることはありません。そのため大量に印刷する場合に向いています。

      オフセット印刷で色の指定をする場合、弊社ではPANTONE solid coatedでの色指定となります

      オフセット印刷の特徴

      • 大ロットは低コストで印刷できる
      • イラストや写真を鮮明に表現できる
      • 金や銀などの特色印刷はできない

      対応商品

      熱転写印刷

      熱転写印刷

      熱転写印刷とは転写紙と呼ばれる特殊なシートを加熱・加圧して、ネックストラップやTシャツなどにデザインを転写する印刷方法のことです。業務用のアイロンプリントといえばイメージしやすいでしょうか。転写紙は何層かにわかれおり熱を加えるとノリの層が溶け出すので、そこに圧力を加えることでデザインを定着させられます。ノリは冷えると固まりますので転写後にデザインがずれたり、はがれてしまうことはありません。転写紙にはデザインをインジェットプリンターで印刷しますので色彩豊かで細かな印刷の描写が可能です。また版は必要なく版代はかからないため大ロットでの印刷に向いています。

      熱転写印刷の特徴

      • 発色がよい
      • 印刷がよくなじむ
      • 版代がかからない

      対応商品

      水転写印刷

      水転写印刷

      水転写印刷とはデザインが印刷された特殊フィルムを水に浸してインクの層を遊離させ、iPhoneケースやマグカップなどに転写させる印刷方法のことです。プラモデルに同梱されているデカールシールやタトゥーシールなどをご存知の方はイメージしやすいのではないでしょうか。フィルムは非常に薄いため丸みや凸凹のあるものでも表面全体に転写することができ、iPhoneケースはふちギリギリまでデザインを入れられます。転写後は仕上げとしてツルツルとしたツヤを出すためにトップコートを施します。トップコートにより耐久性も増すので貼り付けたフィルムが剥がれることはありません。

      水転写印刷の特徴

      • 丸みや凹凸のあるものに印刷できる
      • iPhoneケースはフチまでデザインを入れられる
      • トップコートによるツヤのある仕上げがきれい

      対応商品

      型押し

      型押し

      型押しとは企業名やブランドロゴなどの形をした型を、ハンコのように押し付けて模様をつける加工法のことです。通常の印刷より高級感を演出できますのでレザーのお財布や定期入れ、手帳型スマホケースなどでよく使われています。型押しした部分は凹凸(おうとつ)がつくので、さわるとデコボコしてるのがわかります。型押しの大きさは自由に決めることができブランド名をワンポイントで入れたり、クロコダイル調の模様を全面に入れることもできます。なお型押しには型が必要となりますので型代がかかります。たとえば手帳型ケースの3ヶ所に型押しをする場合は3つぶんの型代が必要となります。

      型押しの特徴

      • レザー製のグッズにあう
      • 印刷より高級感を演出できる
      • 大きさは自由に決められる

      対応商品

      箔押し

      箔押し

      箔押しとは金や銀の色をしたメタリック調の光る箔(はく)を転写して模様をつける加工法のことです。ホットスタンプやホットタンピングと呼ばれることもあります。ロゴや文字の形をした型を箔の上から押し付けることで、ロゴや文字の形に箔が転写されます。箔はキラキラと光っているため見た目的に高級感が出るので、通常の印刷に比べてプレミア感を演出できます。無地の手帳型iPhoneケースやPUレザー製のパスケースにワンポイントで箔押しすると大人の雰囲気のシックな仕上がりとなります。なお型押しと同様に型が必要ですので大きさや入れる数によって型代がかかります。

      箔押しの特徴

      • キラキラと光る模様を入れられる
      • 印刷より高級感を演出できる
      • 紙やレザーなどさまざな素材に加工可能

      対応商品

      彫刻

      彫刻

      彫刻とはレーザー光線を照射して模様をつける加工法のことです。レーザー彫刻機(または加工機)と呼ばれる専用の機械でレーザー光線を照射し、アクリルやレザー、木材などにデザインを彫刻できます。デザインは印刷と同じく文字やロゴマーク、イラストなどを入れることができ細かい線やドットもしっかり表現できます。インクをのせる印刷とは異なるため色を付けることはできませんが、彫刻のほうが見た目的に高級感を演出できます。また、なにかにこすれて印刷面が剥げてしまうことはありません。アクリルペンライトの場合は彫刻した部分にも光がとおるのでアクリル面が印刷よりもキレイに光ります。

      彫刻の特徴

      • 印刷より高級感が出る
      • 細かい模様も入れられる
      • 型代はかからない

      対応商品

      対応ができない印刷・名入れ

      • シリアルナンバーなど、ひとつひとつに個別の絵柄を印刷するもの
      • 持ち込み素材への印刷